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  • 執筆者の写真thewest

MyMagicBoard/MauriceCole''ATM''


僕は「マジックボード」なんてモノを基本的には信じてない。

でもそれはその定義が「どんな波でも最高に調子が良いボード」とするなら、の話。

2010年あたりに一本と、2014年にまた一本と、(この時のボードはストックボードや稲葉レオプロが使用したおさがりだった)

レジェンド''モーリス・コール''シェイプのボード達は、2015年の初めてのモーリスのオーダーに徐々に、でも確実に僕を導いていた。

もしかしたらこのボードに乗ってる時にたまたま良い波にであったのか、たまたま写真や動画が残っただけだったかもしれない。(SurfPartnerありがとうございます!) でも残ったものは僕の人生に残る良い写真。プロ活動中ならまだしも、店をやりながらのなんとなくの1ラウンド。 下のシークエンスはお店の前の、ただのビーチブレーク。まるで河口かのような綺麗なシリンダーバレルはおそらくこの日この一本限りだったと思うし、一見クローズアウト気味なこの日のビーチには、3-4名好き者がいただけで、この写真を撮りに来てくれたU-skeくん写心部のイデちゃんもほんとたまたま。たぶんイデちゃんも僕も、そこまでの期待なんてなく、「とりあえずサイズもあるし!」くらいだったはず。




































河口やリーフブレイク、千葉北のサーフィン道場「志田下」や静岡や茨城なんかの外房でも名高い某ビーチブレーク、湘南でも力のある方と思われる平塚の生コンや袖が浜周辺 ならあるだろうけれど、パッと行ったお店の前で、ほぼ貸切のビーチで乗ったこの波をメイクまで導いてくれたモーリスコールの、僕の初めてのオーダーボードはマジックボードだったのかもしれない。

少なくとも、僕のやりたい波で、心地よいドライブターンとホールド感、乗り慣れてきた頃にはルース感まで演出してくれ毎回思い出に残る1本を残してくれた。

良い波や、良いチューブがあったから楽しめただけなのか、良いボードがあったから良いターンが出来て、良いバレルをメイクできたのかわからないけれど、僕はその後モーリスコールが来日するたびにオーダーして、いつも最高のフィーリングを思い出に変えさせてもらっている。


MauriceCole ''ATM'' 5'9×18 1/4×2 1/8

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